ちょっと前だが

菊地成孔大先生が菊地秀行*1の弟だということを知って衝撃を受けたのは私だけではあるまい。(ここの11/19)
あたしゃ大先生の講義録*2を隅から隅まで読んで「ああこれに高校生や学部生の頃に触れられていたら!」と切歯扼腕したクチなのだ。てんでバラバラに聴いて「なんかよく分からんがカッコイイ/カッコワルイ」というレベルで留まっていたあの曲この曲がこうも体系的に分析されるとは。(つかこういう体系が存在するらしいということは知っていたがいざ学ぼうと思って探しても適当な本がなかった。)今の学生はなんと恵まれてるのだろう。(まだ講義は続いてるので興味のある人は行くべし。)
というわけでオフィシャル教科書(笑)の憂鬱と官能を教えた学校 【バークリーメソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史はここんとこしばらくずーっと一番読みたい本のひとつだ。(ドイツにも日本のアマゾンから送れるんかね?)


*1:中高生の頃ずいぶん御世話に(以下略)。その後エロスバイオレンスともにマンネリ化して薄くなってしまったような気がするがどうか。

*2:このそっくりもぐらさんのはとてもよくまとまってるが、掲示板形式で読みにくいので前期の講義ノートについてはもぐら屋さんのとこの「原本」で見た方が見やすいかもしれない。←論点がよくまとまっている「そっくりもぐら」さんに量が多い「もぐら屋」さん、とそれぞれの良さがある。前者を読んでから後者、というのがオススメ。