野口英昭氏殺害の隠蔽について

で、背後にいるのは

そういう権力なわけです。

ホリエモンあぼーん」でこれ書いてて我ながら嘘臭すぎて笑っちゃいましたが、我々は既にこういう事が過去にあったという実例を知っている、という事を忘れてはならない。
いちおう補足しとくと、これを誰かソファーに座って膝の上にペルシャ猫をのせて葉巻を吸ってる「悪いやつ」が一人いる、というようなイメージで捉えないでね(そんなやついないかw)。あくまである利権を共有しそれが人の命より大事な人々の集団がある、と言ってるわけです。誰か全体像を把握している人間がいるのかどうかも分からない。
で、実例とは?
ズバリ北朝鮮による日本人拉致です。北朝鮮というのは、小泉さんが金正日と会って直接拉致を認めさせる前は、検察も警察も決して手を出してはならないアンタッチャブルな巨大利権だったわけです(この凍りついた空気を変えたという点では僕は小泉さんを高く評価している)。検察なんか今でも朝鮮総連には手を出せない。
僕が中学生の頃(ってもう20年も前か)、既に諸君!には拉致被害者の家族の血を吐くような思いが、詳しく取材した記事と共に載ってました。しかし、テレビや新聞などのマスゴミにとっては北朝鮮による拉致はこれまた決して触れてはならないアンタッチャブルでした。国会で議員が質問しても、まるでそんな質問は存在しないかのように黙殺しました。
ほんの10年前にはこれが現実でした。
もっと遡れば、立花隆文藝春秋田中角栄の金脈を暴いて失脚に追い込み男をあげたとき、新聞記者は「こんなの記者クラブの人間は全員知ってたよ」と嘯きました。日本のテレビ、新聞は完全に電波利権で飼い慣らされたインナーサークルなわけです。
こういう腐った膿を出さずしていかに次世代の日本の発展がありましょうか。
というわけでまだまだ祭を継続していただきたい→2ちゃんねら
ちなみに野口氏の「自殺」について疑惑をまとめているページはこちら:「http://keyword.shirietoku.com/index.php?%CC%EE%B8%FD%B1%D1%BE%BC#h6774139」←essaさん経由。essaさんの

電通というのは、単なる一企業ではなくて、これを壊すといろいろ見てはならないものが飛び出してくるから、政治家も既存メディアも必死になって守ろうとするだろう。日本を壊してでも電通を守りたい人がたくさんいるということは、覚えておいたほうがいいだろう。

に同感。ちなみに電通と仲の良いたいちょによると

駄目だこりゃ。手仕舞いですな。

だそうだw


追記

その essa さんによるスンバラスィーまとめ:

この事件については、まず、噂や仮説と事実を分けて考えることが重要だと思います。野口氏が亡くなった状況や、そこに至る行動については、たくさんの矛盾した証言があって、何ひとつ確定したこと無いと言ってもいいかもしれません。ただ、次の点については、噂や推測でなく「事実」と言っていいと思います。

  1. 警察が当日中に「自殺」として処理をしたこと
  2. マスコミの報道が二転三転していること
  3. 沓掛国家公安委員長と縄田警察庁刑事局長が国会で「犯罪に起因しないものである」という見解を述べたこと
  4. 野口氏は腹部大動脈を切断していること

中級編もあるでよ。上級編が待ち遠しいぜ。
なお、立花隆がどういってるかというと次のようにいっている:

 あの怪死事件の背景をえぐったのは、週刊文春の記事だったが、それとすぐにそれをフォローした週刊ポストの記事を読めば読むほど、警察のとなえる自殺説など全く成り立たない話だということがすぐにわかった。

 その死に方はあまりに異常であり、鋭利な包丁で、魚を刺身にするときのように腹を大きく切り裂き、ハラワタを取り出して死体の上にのせてあり、包丁の先は背骨近くまで達していたという。そして、その切っ先は大動脈のところまで達していたという。おまけに、頚動脈を後ろから切り、手首まで切ってあったという。そのすべてを自分自身でやることは物理的にも生理学的にも不可能(大動脈が破裂したら、人間はすぐに運動能力を失う)である。

やっぱ誰がどうみてもそうだよな。
ちなみに彼はかなり検察に期待してるようだ:

 事件がはじまってしばらくして、東京地検がこの事件の捜査を数カ月前からはじめており、百人体制という大きな捜査体制をしいていたと報じられた。それを知ったとき、私はこの事件がただの証券取引法違反とか、粉飾決算の事件ではなく、検察が追っているものはもっともっと大きなエモノで、今はまだその本体がチラリとも見えていないのではないかと思った。

 30年前のロッキード事件、いまの若い人たちは、政治腐敗が見事にあばかれた事件としてとらえがちだが、実はあの事件は、本体部分がブラックの世界の闇の中に消えてしまって、真相がほとんどわからないままに終わった事件である。

 真相がきれいにあばかれたのは、ロッキード事件のうち、もっぱら丸紅ルートの田中角栄元首相につらなる部分だけだった。

 しかし、あの事件には、基本的に3つの金の流れがあった。丸紅ルート以外に、児玉ルート(右翼の大物・児玉誉士夫ロッキード代理人を経由した金の流れ)と小佐野ルート(小佐野賢治国際興業社主を経由した金の流れ)があった。

 金額でいうと、丸紅ルートは6億2000万円でしかなかった(うち5億円が田中角栄へ行き、残り1億2000万円が全日空経由で一部訴追された政府高官たちと訴追されないで終わった灰色高官たちに流れた)。

 丸紅ルートはたしかにほとんどすべてあばかれたが、児玉ルートは、領収書が残された部分だけで23億円と、丸紅ルートの何倍も大きな流れがあったことが明らかだったのに、その流れはほとんど解明されなかった。

 その流れの先には、田中角栄クラスの名前が出ないで終わった政府高官がいたにちがいないのに、そこは結局出なかった。児玉誉士夫ロッキード社が交わした契約上、児玉は、P3C対潜哨戒機の売り込みにもかかっていたし、韓国の大韓航空と軍への売り込みにもかかわっていたにちがいないのに、その部分は、まるで明るみに出なかった。

 また、小佐野ルートも金額からいっても、かかわっている政府高官からいっても、丸紅ルート以上の話であったのに、これまた、ほとんど明るみに出ないで終わった。

 なぜ明るみに出なかったかというと、児玉も小佐野もブラック社会のブラックの部分を代表する人物だった。彼らはブラックのプロフェッショナルとして、口がとことん固く、秘密を決してもらさなかったからである。つまり、ロッキード事件というのは、最も大きな部分がブラック社会の闇に覆われていたために、ついによくわからないままに終わった事件というほうが真相に近いのである。

 そういう口惜しさをずっと心の中に秘めてきた検事がいまや検事総長になっている。そして彼の部下の特捜検事たちは、早くから、現代社会最大の悪が経済社会の闇の部分にあると公言していた。そしてこの事件に100人もの検事を動員するくらいの体制をとっているのである。検察は、この際ぜひとも、かつてやろうとしてできなかった、ブラック社会への切り込みを果たしてほしいものである。

でも検事総長松尾邦弘さんって、日歯連でも橋龍でもヘタレた人でしょ?「あっち側」の人なんじゃねーのかね。前の総長と違ってマスコミと仲がいいみたいだし。わざわざライブドアの家宅捜索をNHKにリークしたりとかそういうスタンドプレーの好きな人が仕事できるんですかね。このままホリエモンだけのショボイ立件で終わったら個人的には大罵倒必至だ。
もちろん立花さんが期待するように、松尾さんが野口氏惨殺の背後の闇を相当程度暴けたら自らの不明を詫びると共に拍手喝采を送るにやぶさかではないけどさ。って沖縄県警も警察庁国家公安委員会もグルなのにそんなとこまで切り込めるんかね?ま、その両極端の中間の場合はケースバイケースw
ほんとさー日本のテレビや新聞のマスゴミが腐ってんのはマジでなんとかなんないんですか?