とはいうものの

昨日は(優勝したら)ジーコでもいんちゃう?と書いたわけだが、このままスタメン固定で死人でもでたら洒落にならないな・・・揺れるオノコ心。
一年前の屈辱的なグループリーグ敗退から何一つ学んでないというのがなんというかもう。(いっとくが親善試合ならともかく本番で「負けたけど内容は良かった」なんてものには毛ほどの意味もないですぞ。)
以下準々決勝ヨルダン戦レポート@All about Japanからの引用:

玉田圭司選手
「左ヒザを痛めて、もうプレーしきれなかった。やっていくうちにどんどん腫れが出てきて、力が入らなくなった。」

遠藤保仁選手
「右の親指の爪が剥げた。それもあるけど、もうハーフタイムで交代しようかとも思った。加地からボールが来た時、シュートを打ったけど、もうあれが限界だった。」

うーん。。J-KETからこれも引用しておこう:

ただ、選手側が「今の自分のパフォーマンスではチームに貢献できない」と思っていながらスタメンででて120分試合をするのはよくないことだと思うんですよ。
チーム内で信頼関係が構築されていれば「外してくれ」と言う勇気だってもてるんじゃないですかね。

に対して

学生時代を体育会で過ごした人間としてこれは、まずほとんど極小の可能性を除いて不可能なきれいごとです。極小の可能性として考えられる例外は、出場が完全に保証される選手です。日本代表でいうならば、かつてのカズや今の中田のようなそのチームを象徴するような個性です。
ちょっとくらいコンディションが悪い、まあまあ古傷が痛む・・・この程度でスタメンを棒に振る選手はまずいません。そんなことしたら控え選手に活躍の機会を与えてしまうからです。自分の代わりに出場した選手が活躍したらどんなに絶好調でも次は自分が控えなんですよ。スタメンは控え選手の出場機会を奪い控え選手はスタメンの怪我や病気を願う。これが選手の本音です。選手なんて試合に出ること出れるようになれば出続けることそれが一番大切なんですよ。インタヴューではチームへの貢献を口にしてもそんなものは自分のスタメンが保証された上でのことであって最優先事項では決してない。多少コンディションが悪くてももしかしたらチームの足を引っ張ってもそれでもです。体育会レベルでもそう考えるんだから生活や名誉がかかるプロならなおさらでしょう。現に我々は38度の発熱を押してプレーした選手を幾人も知っているはずです。病気や怪我を隠し、走れるなら、歩けるなら、立てるなら試合に出るのが選手という生き物なんです。できるかと聞かれて無理だなんて答える選手がいるのは病院の中だけです。だから出来るかなんて聞く指導者の存在自体ナンセンスなんです。
はっきりいいます。選手を休ませるのはスタッフの仕事です。選手の自己申告なんてものはありえません。それを許す環境は闘う集団ではありません。また、本当に元気だと思っていても試合中に体調が急変することもあるんです。理想を言えばそれさえも含めて未然に防ぐ、休ませることが出来るのがライトスタッフなんです。



まーしかしですな、こうなっちゃったら負けても何一ついいことはないので(※ジーコが解任されるわけでもなければ残り試合数が減って選手が死ぬ可能性(-_-#が減るわけでもない。コンフェデにも行けなくなる)、どんなに酷い内容でももう優勝するしかないでしょう。オイロシュポートで準決勝決勝は放映されるので*1、来週火曜からミュンヘンにいく予定だったのを延期して万全の応援体制をとる予定。いやー川口のあんなの見ちゃったらもう見逃せないっす。人生初ジーコジャパンだ。←行ってもどうせ火曜と土曜は集中できないだろうし。金曜の3位決定戦は放映されないがアントニオス君 from ΗΛΛΑΣ (ギリシャ) に倣って日本が負けるなどということは有り得ないとしておく^^;。
もうこれにウンウンといったかんじである↓

とはいえ、これでジーコの首はつながった(ベスト4を確保すれば、首を切る理由はなくなる)ので、このままワールドカップ予選に突入することになるのだね。

これにて、「代表は無条件に応援する。だけど、いまの監督は嫌いだ!」という、なんとも入り組んだ感情を抱きつつ、代表の試合に一喜一憂するという経験ができることになりました。これ、サッカーの歴史が深い国なら、とくに珍しい経験じゃないだろう。日本でも、何十年も日本サッカーを支えてきた人たちならば、何度も経験してきたことなのだろうね。そーゆー感情を飲み込んだ上で、「やっぱり代表を応援するぜ!」と叫ぶ覚悟が、心の中に芽生えつつある昨今の野安です。


*1:非常に関係ないがオイロシュポートは放映権料が安いマイナーコンテンツを買ってきては垂れ流すというなかなか面白いチェンネルだ。スモーもやってる。「アッサショーリューがコッテナーゲー!」とかアナウンスも外国語で聞くと面白い。あと泥だらけの急坂を転ぶまでどこまでバイクで登れるか、という競技もかなりゲラゲラ笑った(もちろん全員最後は転げ落ちる)。昔深夜枠でタケーシキャッスル(風雲タケシ城)をやったら大人気になったこともあるらしいw。←ってもう書いたっけ?なんか書こうと思ってるうちに書いたんだか書いてないんだか分からなくなるネタ多し。