インフラトン

ほーいこっちであげてる論文読んで見て「あーきっとそういうことがいいたかったのねん」とは思ってましたわん。(なぜか餌子風)
結局それは(色んな意味で)moduli 問題を解くという話に帰着するんではないでせうか。もう20年来の弦理論の大問題ですわねん。
SMっぽいそれなりに真っ当な真空では最新版でも100個以上ある所の flat direction を全部止めててーのがまず大変ですからね。(あと dilaton の runaway は最近は Giddings, Kachru & Polchinski みたいにして止めると思ってんですかね?知らんけど。)単純に SUSY breaking scale で止めたんじゃ今度は宇宙論的 moduli 問題が出てくるし。←そういう意味でどっかからインフレーションのスケールと変なポテンシャルを捻り出してくるのと、moduli 問題解くのはいかにも関係してそうじゃない?←でもそういう面倒なことをしてまで conventional なシナリオにしがみつくよりは TeV string + brane world というのを押したい気がしないでもないw(なんかすっかり Randall-Sundrum ラブな私だ。←Randall-Sundrumはちゃんと読むと実は TeV string シナリオなのだ。←オリジナルで十分クリアだが Garriga, Pujolas & Tanaka の説明も好き。
みなさん「弦の非摂動効果」という魔法の呪文と共にそのうちなんとかなるでしょと目をつぶってるわけだけど、なんとかなるとしたら弦の非摂動的定式化の完成と共にあるとき爆発的に進展するんでしょうねん。