代講

今日は留守のマニュエルの代講で素粒子物理の講義をした。場の量子論を使わないでファインマンルールを出して一通り標準理論を解説、というようなコース。今日は負エネルギー状態のファインマン流解釈*1の話と、場の古典論でのラグランジュ形式とネーターの定理について。
けっこう楽しかった。もともとかなり人に教えるのは好きかも。大学のせんせいになる日が待ち遠しいぜ。


*1:先週演習問題を作ったときに「おかしいなーポアンカレ代数でエネルギー(ハミルトニアン)と角運動量は交換するから同時対角化できるはずなのに」とかなりハマったのは内緒だ。←そもそもディラックの形式では交換しないでやんの。←やっぱディラック方程式の解をそのまま量子力学波動関数と見るのには無理があるというか場の量子論への移行は必然でござるな、ということを再認識したりして、なかなか温故知新で楽しくはある。←僕は相対論的量子力学はあんましいじらずにいきなり場の量子論から入ったので。