菊地成孔さんの講義でおなじみのブル調ことブルーノートと調性がアマゾンで買えるようになってたのでおもわず注文。そっちはまだ届いてないが、ついでに bk1 で注文した本が先日届く。斎藤美奈子センセイの「文章読本さん江」と菊地センセイの「憂鬱と官能を教えた学校」と将棋本7冊。(ついでに巨匠千草先生の贄の花も買ったのは内緒だ。)
文章読本さん江はおもろかったけど、もひとつ散漫な印象も受けた。妊娠小説ほどの構成美wはない。(関係ないがミスミナコサイトウが既に亡くなってるというのを最近菊地さんの日記で知って吃驚した。合掌。)
憂鬱と官能はむっちゃおもろくて一気に読了してしまった。ウェブの講義録(上のリンク)でよくわかんなかったとこが、丁寧に説明されてて良かった。が、講義そのまんまじゃなくて教科書っぽい構成の方が読みやすくてもっと売れるんじゃないかな、と思った。←あくまで文体のことではなくて構成のことね(文体は菊地さんの日記でおなじみのあの笑えるのに妙に明晰な饒舌体でも、というかむしろその方が)。あと講義で「時間がなくて話せない」は分かるが本にするときもそのまんまなのはちょっと怠慢ではないかしらん。
んで昨日うちでやったタハラさん送別飲み会*1でケータくん(郵便局でドイツ語わかんなくて困ってんのを助けてくれて以来意気投合)に渡した。彼はプロの音楽家(ボンのオーケストラの首席オーボエ奏者)なので感想が楽しみだ。


*1:タハラさんは前書いたシュピールグルッペ経由。小児外科医。日本人という共通項で別の業界の人と知り合えるのは外国暮らしの魅力だ。