不適切なのはおまえらだ

圏外からのひとことから辿って 不適切なのはおまえらだ

わかったわかった、「事故当日、138人の職員が快楽のためのセックスをしていたことが判明。うち16人は生」とか、
とことんまで叩きゃいいじゃねえか。「奥さんはそれで満足してましたか?答えて下さいよ!」とか。
同じ口で「時代の閉塞感が」とか金輪際吐くんじゃねー。

同意。こういう結果責任を負うのは雇われの仕事じゃないよね。何度か書いてるが、日本の不幸というのは雇われが雇われ以上のタスクを押しつけられ経営者の経営のプロとしての低能ぶりをカバーすべく搾取されてることであるとおもう。JR事故が経営者の責任じゃないならいったい誰の責任だというのかに同意:

どんな業務でもそうなのだが「あるルーティンワークを人間にさせる時、二律背反となるようなルールを同時に課してはいけない」というのが、オペレーション・マネジメントの基礎の基礎だ。
「時間厳守で、かつ安全に電車を運行せよ」という命令は、特にラッシュ時のようなクリティカルな状況に置かれる運転手に対して指示されるべきものではない。両方をやろうとするあまり、どちらも達成できなくなるからだ。
運転士に「ダイヤ通りに運行する」ことをルールとして課すならば、その前提として「100%安全に運行する」ことはほかの誰か、恐らくダイヤを組む人間とATSやら護輪軌条やらを付ける役割の人間の両方が、責任を持たなければいけない。

こういう二律背反を課される高度な仕事をしろ、というのならちゃんとそれなりの待遇と高給を与えた上でじゃないとあかんでしょう。「日本の高度成長」だの「おまえもゆくゆくは出世できる(かもしれない)」だの「世界一正確な鉄道網をおまえが支えてるんだ」だのの夢だけで高い責任感を引き出して搾取できた黄金時代の方がむしろ特別だったわけで、今はむしろ正反対のメッセージが社会に満ちている。(実感としてはバブル以降とみにそうなったんじゃないか。)
ちなみにじゃーこれが「今」に特別な時代的な問題なのか、というとどうもそうでもないらしく、山本七平とか読んでみると戦時中の日本軍とかも全く同じであったことが分かって暗然としたりできます。(下士官レベルは世界一なのに・・・というあれですな。)
いったい何がいけないのでしょうか。真のエリート教育の不在?ま、分かんないけど、とにかくいっぺんドイツに来て本来「労働者」が果たすべき仕事、責任のレベルがいかに低いモノなのかを実感してみるのはおすすめである。←腹立つことも多いがだんだん笑えるようになってくる。←ちなみにそれでもドイツの単位時間あたりの労働生産性(+余暇の長さ)は世界最高水準だったりする。日本と違って。
ま、ドイツでも特急の事故とかあったし何が最高ってのもないんだろうが参考までに。