ブラジル戦

残念でしたねー。ものすごくいい戦いを見せていただけに、残念。勝つと「善戦」とでは天と地ほどの違いがあるんだけど、「勝てなくて口惜しい」と心の底から思えなくて、善戦して良かった、と思っちゃうのが「格の違い」というやつなんでしょうか。
ロナウディーニョすごいね。ガノタ風にいうと「ええい連邦のモビルスーツは化け物か』的違いを見せつけられましたね。*1
日本代表Tシャツ着てくかどうかちょっと躊躇したんだけど、「代表が無様な戦いを見せてこれ着てるのが恥ずかしいと思う事態になったとしても、甘んじてそれを受け入れようではないか」と覚悟を決めて着ていった。
いやねー、読者の方はそんなの大袈裟馬鹿じゃないのと思うだろうけど、こちらボンのスポーツバーではもう完全に、2ch的下品な言い方をすると公開レイプというか虐殺ショーといった状態なんですよ。客は僕と丸ちゃん以外みんなブラジルの応援(ブラジルシャツ着た人多数)、ブラジルが得点するとサンバのパーカッションが鳴り響きカイピリーニャが半額になる、といった状態で、なにしろ試合開始30分ぐらい前から始まったチーム紹介も、ブラジル80%ジーコ15%日本代表5%といったありさまで、テレビのアナウンサーに「さあ、ブラジル対ジーコの戦いです!」とか言われた日にはもう笑うしかない。君が代歌ってる代表選手が一人一人映るシーンでも後ろの席のおっちゃん「トヨタ、ミツビシ、マツシタ、ヒュンダイ」とか適当な名前を呼んでるし。ナカタとナカムラ以外誰もしらない_| ̄|○
でも、日本代表が前半最初の方で美麗なパス回しで幻のゴールを奪ったときとか、ナカムラのすばらしいゴールとか、みんな歓声を上げて賞賛してくれてて、ちょっと嬉しかった。僕もそりゃもう吠えましたですよ。最後も、同点ゴールを奪えて本当に本当によかった。このままコケにされて終わるんじゃ何のためにコンフェデ出たのか分からんもんな。客も、最後はそれなりに日本代表を認めてくれてたように見えたのは僕の欲目かな。
メキシコ戦を見て目の前が昏くなったけど、ちゃんとここまで仕上げてくるのはジーコさすがだと思った。ワールドカップ本番は『善戦」じゃすみませんからね。頼みますよ。


*1:一方我が方は、小笠原だけどうも通用してないように見えたがどうか。いつまでもJで燻ってないで欧州でも南米でもいけばいいのに。追記:発熱をおしてボールを追ったMF小笠原はハーフタイムに嘔吐したという状態だったそうな。そんなコンディションの悪いのを使うのはどうなのかジーコ。そりゃ「やれるか」って言われたら選手は死んでも「やれる」って答えるだろうけど、控えはなんのためにいるのだ。