追記(物理屋向け)

なんかプロの物理屋(だった人)でも誤解があったようなので(参照)心配になって補足。ていうかむこうの米欄で書いたとおりなんだけど。ま念のため。
 「宇宙は量子的か」「宇宙の波動関数?」で言ってる「古典的」とは密度行列の言葉でいえば、純粋状態じゃなくてもう混合状態になってるとして取り扱ってる、という意味です(時空そのもののダイナミクスが古典的なのは言うまでもないよね)。ボルツマン方程式の右辺のS行列要素がなんで絶対値の2乗で入ってるのかを理解していただきたい。
 ていうかむこうの米欄に書いたのも貼っとくか。

# odakin 『コメントありがとうございます。
これでも反対?
http://d.hatena.ne.jp/odakin/20060307#cosm_wave_fn


# odakin 『補足しとくとボルツマン方程式を使ってるという事自体が(散乱断面積の計算以外は)古典的に取り扱っているという事です。漸近自由な粒子がS行列で散乱し、その時だけ生成したり消滅したりする、という描像ですから。宇宙の全素粒子をコヒーレントに扱っているわけではない。
読み返してもらえば分かるとおもうけど「今の宇宙論でできていること」はここまでだというステートメントであり、真実はどうか、という意見表明ではありません。
宇宙論」を gr-qc の意味じゃなくて astro-ph の意味で取ってくださいw(インフレーション後って書いてるでしょ)』


# odakin 『×漸近自由な粒子 ○自由な漸近場 たびたびスンマセン・・・』

わかるよね?