国策捜査

そういえば、まえこれ http://d.hatena.ne.jp/odakin/20060211#p2 でとりあげた「国家の罠」を読みましたよ。別に佐藤優さんの言うことを全面的に信じるわけではないが、なんか僕も検察とマスゴミに躍らされてたんだなぁと反省。
ただ、bewaadさん(参照)の

これほど知識と教養のある著者(個人的に知っているわけではありませんが、本書を読めば疑いなくそうと断言できます)

はちょっと軽薄すぎ。何百冊読んだか知らんが自分の言葉で消化できてるわけではないし、いわゆるインテリ的頭の良さ、教養とは全然違う。開陳されてる論考自体はえらい稚拙よね。佐藤優さん、職人型というか御自身の言葉を借りれば「地頭がいい」タイプよね。
いま酔っ払ってるのでもっと言っちゃうと、bewaad さん的知的軽薄さって、finalventさんの言葉(参照)を借りれば「きちんとしたアカデミックなトレーニングを受けていないのだな」ってかんじがしてしまうのですよ。日本の次代を担うパワーエリートがこういうことで良いのか?アメリカ風にちゃんと学術論文の一本も書いて博士号を取って学問というものの力とその無力さの両方を体感してる人がエリートコースにつく方がよくね?←あーこれジャーナリズムの世界も一緒ね。