ウィッテンと浅田彰

なんかはてなのエディット画面からリンク元をみてたらこんなのが:
ウィッテン 浅田彰 - Google 検索
なんぼなんでもあまりに関係なくてワロタ
フランスのしょーもない流行をチャート式にしてベストセラーを出した人とウィッテンとなんの関係が。研究してない人と研究してる人の対比を求めてたのでせうか。
そのグーグルの検索結果からちょっと見てみた中ではここがおもろかった:
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/keijiban/b0025.html

たとえばですが、そもそもフロイト理論自体が、なんのベースもない思いつきの仮説だということを、ここの常連の一定部分の人は知っているはずです。一見ご存じないのではと誤解されかねない書き方をなさっていますが、もちろんジャマイカさんだってこのくらいは当然ご承知のうえで書いてらっしゃるんですよね。フロイトにまともな実験は何一つなく、理論の根拠となっているのは症例 6 つのみ。しかもいずれも、フロイトの理論によって症状の改善が見られたとか、そういうことは一切ありません。フロイトが勝手に「解釈」したけど患者側は治療を中断したり、フロイト自身が「治療した」と言ったものも、他の人が確認すると、実はぜんぜんよくなっていないものばかり。ここらへんについては、Grunbaum "The Foundations of Psychoanalysis" とかSulloway "Freud: Biologist of the Mind" あたりに詳しいです。エスもイドも超自我も、なんの根拠もないんですよ。


ですから、ラカン理論にしても、フロイトの注釈学みたいなことをやってる部分は、フロイトがえらいと思っている人には意味はあるでしょう。でもそうでない人にとってはどうでもいい話です。

山形浩生のこういう所は好きだわぁw