日本語でもLとRを書き分けよう!
「カタカナ表記について」
「vi」は「ヴィ」だろうという平野啓一郎さんのこれ。全面的に同意。
でこれ読んですぐさま思って3年間ほったらかしだったんだが、私の提言はシンプル:
Rから来るのは「ルァ」「ルィ」「ルゥ」「ルェ」「ルォ」と書こう。
これだけです。(Lはそのままラ行で書く。)
日本語ネイティヴにとってLとR聞き分けるのは難しいけど、発音しわけるのは超簡単なんです。
- Rは舌を上あごにつけない。(巻き舌でも代用可。完璧に通じます。ていうかイタリアンはこれw)
- Lは日本語のラ行で代用可。(ほんとは舌をもっと伸ばす。発音するときに舌先を歯で噛むようにして練習すると良い。)
こんだけ。
ただし、(少なくとも僕の場合)いちど日本語のカタカナで覚えてしまった単語はLとRを区別しなおして脳に上書きするのはほとんど不可能。話してて“Glass? Grass? Which was which?”とか聞くハメになる。本当に悪影響。精神汚染。
明治の先人が血の滲むような努力で*1
「ファ」「フィ」 「フェ」「フォ」
「ウィ」 「ウェ」「ウォ」
「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」 「ヴェ」「ヴォ」
「ティ」「トゥ」
「ディ」「ドゥ」
「スィ」
「ズィ」
という表記を編み出したのに倣って、書き分けましょう、是非!(以下具体例を出します。)
*1:「ウィ」「ウェ」「ウォ」は「ヰ」「ヱ」「ヲ」で良いと思うけど廃れましたね完全に。
ルァ表記の具体例
上記平野さんの文章をルー語変換したのがこちらです:
「カタカナパブリッシュについて ー プレーン啓一郎オフィシャルブログ」(魚拓)
これをさらに「ルァ」ルールに則って、おっとルゥールに則って書き直すとこうなります:
デイビフォーのブログで、「テレヴィ」と書いて、さっそく、「なんだそりゃ?」というツッコミをアクセプトする。
サーヴァントはストールィーのインサイドでも、よくこのパブリッシュをしていて、これまでにも色々言われてきたが、やめません(笑)。
ストールィーだと、例えば、大江健三郎ファミリーネームなんかも、「テレヴィ」と書いてますね。
まったくの邪推だが、「テレヴィ」がワットアワーまでも「テレビ」なのは、「日本テレビ」とか、「フジテレビ」とかが社名ごと変えなきゃいけなくなるのがイヤで、読売も産経も「テレビ」のままなのではないかと思ってみたり。しかし、邪推です。
そんなことじゃなくて、「テレビ」はもう、日本語として定着しているじゃないか、じゃあ、「ラジオ」はどうなんだ? 「ルェイディオ」とルァイトするのか? と言われると、シュアに微妙。ストールィーのインサイドで、「ルェイディオを聴いた」とルァイトするのは、さすがに抵抗がある。しかし、それならどうしてRadioheadを、みんな「ラジオヘッド」と書かないのだろう? そういえば、フォーマー、徳永インテリジェントの「ブルォークンしかけのRadio」という曲のサビが、「こわれ〜かけの〜ラディオ〜」という、パーフェクトにディッフィカルトな(?)発音で歌われていて、トピックになったことがあったっけ。rの発音はディッファルェントするけど、、フルァンス語ルィードしソートオヴな感じ。ザットも、多分、「ルェディオヘッド」とセイムで、「ラジオ」じゃカッコディッフィカルトけど、「ルェイディオ」はやりパスしだろうという、その間を取ったのでしょう。それはそれで、ムードもあったし、別にいいとスィンクするけど。
サーヴァント自身は、「定着している」というようなトークはあんまり信じない。「ヴァイオリン」だって、フォーマーは「バイオリン」だったし、サーヴァントがミドルスクール一イヤーのアワー、「ベストヒットUSA」で、VAN HALENのスペシャルエディションが組まれたエッジには、ラテ欄には「バン・ヘーレンスペシャルエディション」と書かれていた。ルォック・ミューズィシャンつながりで言うと、ツェッペリンのジミー・ペイジは、Jimmy Pageだから、1ページ、2ページのpageとセイム発音だけど、フーも「ジミー・ページ」とは書かない。
……と、まぁ、かなり恣意マークなわけで、その恣意カスタムは、単に新聞やマガズィンといったマスメディアが(「メジア」とはルァイトしませんな)、カットとニヤーなパーストにキッチンに作った基準に従わされているというだけのことなんだとスィンクする。これは、「拉致」ではなく「ら致」とか、漢字のヘンなパブリッシュにも言えることだけど。
サーヴァントのインプルェッションでは、これから少なくとも、プルェゼントタイムより多少は英語がうまくなっているだろう日本人は、英語のカタカナパブリッシュにもう少し敏感になっていくんじゃないかな。因みに、明治大正のタイムのルァイターは、ランゲージスタディーがルェディするヒューマンがメニーだったから、意外とファンデーションの発音に近いカタカナパブリッシュをしてます。プルェゼントタイムのパブリッシュの「定着」の歴史も、極浅いものだとスィンクする。
……ああ、これからもうちょっと、トークが深まるはずだったけど、なんかロングになってしまったので、スペルはまたそのうち。
明治の先人の編み出した表記「スィ」等も直してます。「wh」は「ホワ」じゃなくて「ワ」だ!*1というのも直してます。「think」「this」は「スィ」「ズィ」にしました。英語では促音「ッ」はいらない!というのは直してません。複合母音も直してません。
どうですか?LとRの違いが一目瞭然で、そんなに読みづらくもないでしょう?(ルー語変換の元々の読みづらさ以上には)
*1:whyの発音記号は[wai]ですよね。
具体例その2
鳩山由紀夫さんの衆院選勝利の弁をルー語変換したのがこちらです:
「asahi.com(朝日新聞社):民主党・鳩山タイプのルィポーターオーディエンス<ホールパッセージ> - 政治 by ルー語変換」(魚拓)
これを「ルァ」ルゥールで書き直したのがこちら:
●ビギニングスピーチ
インフォメーションのストルィート、ズィスタイム、ナショナルのエヴルィバディが、ジャパンの憲政史上初めての政権チョイス選挙というものをおこなって、勇気を持って、政権チェンジを選んでいただいた。そのことに、ナショナルのエヴルィバディに対して、民主党のタイプとして心からサンクスを申し上げたいとスィンクします。
すべてはこれからだと思っておりますし、シンプル民主党のヴィクトルィーだと思っておりません。やはり、ナショナルのエヴルィバディにとって、お暮らしがスィールィアス厳しくなっている。プルェゼントタイムの政治、ワットやっているんだとのアンガーが、民主党へのホープフィーリングに結びついたということもミステイクないことだと思っております。そのミーニングでは、謙虚にマイセルフどもとしては、いかにしてナショナルのエヴルィバディのディルェクションを向いた政治というものをメイクアップしていくかということがすべてだとスィンクします。
マイセルフはある意味で三つの交代ということを申し上げたいとスィンクします。一つは言うまでもありません、政権のチェンジであります。長く続いた自民党の政権に対して、ナショナルがフルェッシュな政権のチョイスをしたということであります。それは、とりもなおさずこれまでの野党というものが非力だったということが、むしろ自民党に対して反省をルィクエストするよりも、野党が非力だったということが、ナショナルの皆さんにアクシデントを招いたコーズだと理解しております。それだけに、このような状況のなかで、政権チェンジをできたというのがスィールィアス大きなミーニングがあるとスィンクします。
二つアイのチェンジは、これはオールドな政治から新しい政治へのチェンジだということも言えるとスィンクします。いわゆる政官アクトの利権にまみれた政治というものにさよならして、新しい、スィティズンがセンターとなる政治を作り出していこうということのアピアーしたと思っています。民主党としてはニューフェイスがたくさんアピアルァンスするわけでありますが、同窓生というと語弊があるかもカムトゥライトし*1ませんが、エクスペルィエンスのあるもの、そして、ニューフェイスがいかに協力して融和のインサイドで新しい政治をルェイズアップするかということが我々の大きなサブジェクトだともスィンクします。
*1:欣注:「知れ」=「come to light」?
追記
ちなみにフランス語おっとフルァンス語とドイツ語のRに関しては、
ラ゛リ゛ル゛レ゛ロ゛
を推奨します。英語表記だとフルァンス語、仏語表記だとフラ゛ンス語。「パリ゛のアパル゛トマン」とか「メル゛スィ」とか「ボンジュール゛」とか「ボンソワール゛」とか「オル゛ヴォワール゛」とか。(語尾のRは「ボンジュー゛」とか「ボンソワー゛」とか「オル゛ヴォワー゛」でもいいかもしらんがさすがに見辛いかな。)