トリエステから

昨日無事帰ってきた。水曜に移動、木曜にセミナーで、金曜午前中議論して午後は一家で観光の予定だったんだが、準備で火曜水曜とほぼ徹夜になってしまって(いちおう beamer class で完成)木曜の夜ロッパーと吐瀉+下痢+発熱。金曜は午前中寝込んで午後ちょっと議論。
結局一度も外のレストランで海の幸を食べれなんだ。全食学食(泣
ま旅費は向こう持ちだったのでいいっちゃいいんだが、もうちょっと旅も楽しみたかった。(家族で一緒に旅行する機会もないのでそういう意味では楽しかったけど、せっかくの美しい風景も久々の海の幸も十全に味わったとはいえない。おくさんに申し訳なし。)
カニシ君が日本食パーティに誘ってくれたがそんな状態だったので行けず。
セミナーの時シンドウ君が居たような気がしたがあれは何かの幻だったのだろうか。その後つかまえられず話せなかった。



おくさんが夜、食堂で曰く「ここに居る人みんな美人じゃない?」*1。目がドイツに慣れすぎたのであろう。
ドイツ人ってなんか女らしくすること=罪悪と思ってません?色気なさすぎ。ちなみにうちのおくさん東京生まれ東京育ちの人なんだが、ミュンヘンに住んでから口紅塗らずにジャージで外に出ることに抵抗がなくなったとなw いちおうハイトハウゼンといういちばん洒落た場所に住んでたんだがな。あとボンの育児仲間(日本人)に「ボンの人っていけてなくないですか?」と言われ、「ミュンヘンからボンにきてみんなおしゃれだなと思った」と言ったら「ボンよりいけてないなんてありえなーい」とか言われたとかw(ドイツ全般にアレだが南にいくほどさらにアレらしい。)
ただ、みんな身なりに構わないし、社会が驚くほど階層的でなくてフラットなかんじ。我々庶民には住みやすい国だ。広告で物欲を煽られることもないし、スーパーいけば酒や食べ物の値段は半額だし。
kom’s logではわりとネガティブな部分として書いてたが、

街を歩いているときによく感じるのは、街から入ってくる情報が日本よりも単調かつ控えめなので、一つのことを考えているとずっと考え続けてしまう
街の構成(看板、雑音、人ごみ、道の直線性)は人の考え方に実に大きな影響を与えるのではないか、とも思っている。

これは同意。僕は割と好きだな。学問には向いている。(ま、あたしゃ単純だから何処に住んでもたいがい好きになっちゃうんですけどね。)



今後は月曜にDESY@ハンブルグセミナー。水曜から日曜まではEURO GDRの研究会でローマ近郊のフラスカティとかいうところにいく。

横井ちゃんの挨拶メールとそれへのみなさんの返事で、院の同期と一個上が世界中に散らばりつつもほぼみんな生き残ってることが判明。けっこう元気のいい代だったからな。うれしいやらとっととくたばってくれと思うやらw
僕も返事書きたいんだけど学校のIMAPサーバーは外からの送信には対応してないので日本語では送れない。来週おくろっかな。
ここでの滞在もあと一年なので今期は色々応募せねばならん。今日中に job application を書き上げねばならない。←ちょと遅すぎ(-_-;;;;

*1:ICTPはサラム(パキスタン人)がノーベル賞とって作った研究所なので、第三世界から優先的に人をとり欧米のみならずアフリカや南アジアからもいっぱい来ているという意味でたぶん素粒子論業界では世界一国際的な研究所。