不確定性関係

ってのはファインマン流に操作的な概念として把握すると一つも神秘的な事はないのです。
「運動量の固有状態は宇宙全体に拡がっている」とかいわれると何かとてつもなく深遠な事を意味してそうな気がしてしまいます。
 が、上の絵でも分かるように「ある波長の波」とか言うときは、その波長よりでっかい箱を用意しないと意味がないですよね。「運動量をよい精度で決めようと思えば思うほど、でかい箱を用意しないといけなくなる」こう言ってしまえば一つも神秘的な感じはしません。