南伊豆弓ケ浜上の山荘へ

6日〜昨日まで3泊家族旅行に行ってました。デビューしたときからいっぺんあのスタイリッシュな電車に乗ってみたいと思ってたスーパービュー踊り子号に乗って。乳児幼児を連れての旅行なので、池袋から乗り換え無しで最寄り駅伊豆急下田まで行ける、というのはかなり大きなメリットでした。
 弓ケ浜は遠浅+広い+波が少ない+綺麗(日本の渚百選)+温泉ありという我々にとっての好条件が揃っていた事により決定。宿は旅行雑誌から適当にいくつか電話して決めた民宿、上の山荘。料理は(おかずは冷めてたけど)なかなか美味しく、というかムスメの分を料理なし一泊2000円にして(子供向けにちょっとしたおかずをつけてくれた)、その分舟盛り+3000円をつけてたのでビールと共にウマー。あんまり商売っ気のない宿みたいで、温泉はデフォルトで家族風呂だったんだが雑誌には他の所みたいにアピールしてなかった。おばあさん、おかあさん+娘さん達のお手伝い(うちの娘とよく遊んでくれた)の女系宿でした。たいへん御世話になりました。
 弓ケ浜はまさに白砂青松の素晴らしいビーチ。浜から大きな建物が全く見えず緑のまっただ中という最高の景観でした。でかいホテルとか建ってたらなんかだいぶマイナスだけど今のところ旅館や民宿ばっかりみたい。人出も多すぎず少なすぎず、広いビーチにビキニ姿の色っぽいおねえさま(といってももうみんな年下orz)数人連れ、とかそういうのがたくさん居て華やかでした(*´∀`)
 着いた日はビーチには靄がかかってたんだけど、着いてしばらくしたらそれがだんだん晴れてって、ゆっくりと松が浮かび上がってくる様はもう幻想的ですらあった。次の日も一日晴れ。ボディーボードを借りたりして妻と交代で遊ぶ。最高。雨男雨女の我々にしては出来すぎだな、と思ってたらその晩から台風7号の大雨。
 次の日は豪雨の中、水中水族館へ。タクシーでの移動と入場料で金かかったがなかなか楽しめた。(我が家では今のところ車買うよりは・レンタカー借りるよりはタクシーの方がはるかに割安、と割り切る事にしている。)
 最終日は雨も小降りになり下田の街へ。まずは観光案内所の前の看板で適当に選んでごろさやという所で昼飯。美味かった。が女将―っていうんだっけ日本料理屋の年嵩のウェイトレスさん―が芸者あがり風というかなんというか如何にも玄人さんですね的風貌で、子連れのシロウトさんである我々に対しては非常にあたりがキツかった。板前さん達はあたたかかったが。その後干物屋でいろんな魚の開き等を購入し、雨の中ロープウェーにのり寝姿山。ペリー来港の縁起に心ひかれる。んでムスメが目を覚ました途端晴れる。晴れ女だな。
 とてもよい旅行でした。下田の街も歴史のありそうな風情のあるいい街だったし(江戸時代の方が人口多かったそうな)、弓ケ浜も乳幼児連れの方にもオススメ。息子は産まれてすぐワルシャワに移動し15時になると陽が落ちる冬を過ごした事もあり真っ白だったんだけど、一日半でみごとな小麦色に。幼児の新陳代謝(?)の激しさを知る(ってちゃんと日焼け止め塗って大部分の時間はパラソルの影の下に置いといたんですよ)。
 帰宅時、おくさんが麦わら帽子かぶってると子連れへのあたりがキツいから持ってくれ、とw 「どうせ遊びで夜遅くなってんだろ」的な。ゆーても19時池袋着の一本しかチョイスがねーんだよ。
 どんな労働者もみんな子連れでバカンスにせめて欧州の半分、10日ぐらいは行けるのが当たり前になるような労働規制を公約する政党は出ないのか。というかそれ以前に“サービス”残業の取り締まり実施から始めにゃならんのだからとんだ後進国だ事よorz
 ついでにいうと日本の公共セクターのインターネット対応の遅れ具合というのはなんとかならんのか。孫正義のおかげでインフラだけは世界最高かしらんが、ドイツならどの市でもあたりまえに提供してる「出発と到着の住所といずれかの予定時刻を打ち込むとバス・路面電車・地下鉄をどう乗り継いだらいいかをバス時刻等と共に教える」というサービスもないし、JRの座席の予約も不便極まりない。←3人席を取ったらボックス型じゃなくて横一列がけになってて不便だった。(Dバーンだと、禁煙喫煙・コンパートメントか普通の車両か・テーブル席か・携帯電話可不可・子連れ専用部屋・等々アホほど選択肢がある。)
 

 なお、個人的には二段腹の畳み込まれた部位が日焼けせずに白く残った事にショックを受ける。「デブ腹な自分」という現実と向き合えない。