日独医療事情

ドイツの医療は概して素晴らしかった。日本は医療業界全体として薬出しすぎ。ただの風邪で6種類ぐらい出てきたりしてビビる。医療費の無駄遣いが酷い。(ちなみにドイツはアメリカみたいな医療保障が存在しない蛮国とは違って医療費が全て無料である。出産も含めて。)
 という話はなんどか書いてるが、こないだ新ネタを仕入れた。
 むかし娘のおむつかぶれでドイツの医者に連れてって薬もらおうとしたら「紅茶を塗りなさい」と言われた話は既に書いたが(ちゃんと治ったw)、いっぺん酷くなったときにつまが「今回はちょっと酷いんでなんか強力なのを出してください」と言って、出し渋る医者から「これはとても強い薬だから副作用に気をつけて使って下さいよ」と念を押されつつなんとかチューブ一本ゲットしてきた薬、というのがある(普通は小さい容器にちょっとしか出ない)。非常によく効いた。
 今週月曜に息子が手足口病になりつまが病院(休日なので練馬区役所診療所)に連れていった際、おむつかぶれもあったので、その薬を持っていって尻に塗っていいかどうか聞いた。ドイツ語で書かれた成分を見ながら(蛇足だが読んでちゃんと分かる、というのは流石だな、俺には読めない)、おいしゃさん曰く:

「この薬は有効成分ほとんど入ってませんね。もっと強い薬を処方しましょうか?」

 (^^;;;;;
 ねこぢるのぢるぢる旅行記で「インドは発展途上国なので薬にきっつい成分が無造作に入ってて効きすぎるぐらい効くが副作用も強烈」というネタがあったが、日独の格差にも当てはまるかも。