近況報告

現在モスクワの空港で6/14(木)13:43。飛行機が出るまで6時間近くありどのゲートに行けばいいかもまだ分からないのでファーストクラス・ラウンジへの階段でこれを書いている(椅子は満杯だ)。なんかよく知らんワイヤレス・ネットワークに繋げてしまってはいるものの、さすがにパスワードをそんなとこから送るのは怖いので、うpするのは日本に戻ってからだろう(かわりにあとで電池が余ったら読もうと痛いニュースをごっそりダウソ中w←その後あまりにも重いのとあと電池の節約の為中断←つーか考えてみたらメールのPOPと違ってウェブの暗号化されたパスワードなら大丈夫なのね、という事でいまからうpします)。
 ワルシャワプランク07に出てたんだが、モスクワへの飛行機で前の席の女の子達が Polska のロゴの入ったそろいのユニフォームを着てて、聞いてみたらなんと女子サッカーポーランド代表だった。代表選手でもエコノミーなんだな。スポーツ選手のくせにけっこうみんな可愛かったのは流石ポーランド娘。
 またえらく間があいてしまったが、ネットのむこうの皆様は如何おすごしですか?私の方は昔から、トークだけはここのウェブ日記に書こうと思っていたんだが(後で履歴書かく時便利だから)、それすら大分あいてしまった。以下箇条書き。

  • 5/24(木)宇宙線研でおよばれセミナー。えーなんと書いたものかアレなんだが、あーフクギタさん始まって15分で退場(笑)*1。出て行き際にこちらも何やら暴言を吐いてしまったような気もするがまぁお互い様という事で記憶からは速やかに消去(^^;;。まぁ僕は幸か不幸かキャリアの初手からしてエリートコースから外れてるので東大の人事に影響がある(かもしれない)偉い先生に気を使わなければならない、というような立場ではないのです(いや一般論として)。んでまぁ出てった後はいいツッコミも多く、そんなに悪くなかったんじゃないでしょうか。柏でみなさんと飲む。
  • 5/29(火)名古屋大へ押し掛けセミナー。春に准教授・助教の公募をしてたのでね(理研では年に二回ほど川合主任から「公募あったけどセミナー申し込んだ?何?学会も行ってない?いったいどういう事ですか?(誇張)」という有り難い御説教をして頂く機会がありまして、って後述するがほんとにこれ有り難かったんだけど)。厳しいツッコミが多く楽しかった。名大E研、ここ数年の大きな変革の後だったけど、かなりいい雰囲気であるように感じられました(学生さんがちょっとおとなしかったが)。近所の居酒屋で御馳走になる。美味くて奢りなのに食いすぎた。
  • 6/13(水)Planck 07(年一回の欧州の素粒子屋の集まりの第10回)でトーク。いちおう古巣のワルシャワなので出ようと思ってたのだ(ちょっと故あってボーダンと喧嘩しなきゃならなかったので行くの気が重かったが、会って話したらお互いまぁいっかという感じになったか)。シュテファン(大ボス@ワルシャワ)発狂したのか?というような研究会のプログラム(だって土曜始まりで毎日朝9時から夜7時までだよ?死ぬって)でそれを見たときは正直行くのをキャンセルしようかと思ったが、行ってみたら懐かしい顔にいっぱい会って楽しかった。特にKEKで一緒だったディミトリ君(北欧経由で結局レバノンの大学に落ち着いた;かの偉大なるポリヤコフ先生の息子)に再開できたのはとても嬉しかった。同じくロシア人のリチコフ君(1stネーム知らず)とロシアの政治情勢について議論するのを聞きながら昼飯withビア@オープンエアに花なんかあしらってて最高の雰囲気の食事処(そういえば久々のポーランド、初めて雪のない景色を見てそのあまりの開放感に、如何に depressing な景色の冬であったのか改めて realize するとともに、おくさんそんな環境で頑張ってくれたのだなと感謝をあらたに致しましたですよいやマジで)。それ以外はアキンやオレグをはじめとするボン組と主に飯を食ってたが、一昨日はDESYにいるお二人をはじめとする日本組の皆さんと一緒でこれまたなかなか楽しかった(おなじ阪大出身の方も二人居て、そのうちの一人がなんとマルさんに生き写しであった)。そうそう、トークは、ちゃんとできてない話をする、というのは初めての経験でちょっと緊張したが、まぁそんなに悪くはなかったのではないか。というかそもそも客が少なかったというかこんなに少ない聴衆の前で話したのは初めてだった。まー頑張って仕上げねば。

*1:色んな人から話には聞いてたが「知ってるか知らないか」が全ての完全なる文系脳(理系文系という日本でしかやらない変な分け方は嫌いだが、まぁいわゆる文系ね、つーか僕が言った言葉ではない)というかですな、いや別に文系脳だから駄目って訳ではなくていい仕事いくつもしてるわけだけど、まーあたしの好みではなかった。双方カッカしてる時は記憶の改変とか容易に起こりうるけどまぁ一方の当事者の見方としてはですな(とはいってもいちおう後で複数の人から「せっかく来てもらったのにすみません(苦笑)」と言われた、i.e.一方的に私が悪いという訳ではないという風に御理解頂けたであろう事は付記しておく)、まず大余次元に対して「ワインバーグ角はちゃんとでるのか?」から始まって「リアリスティックにしようとすればする程モデルが汚くなる」というのは(そんな事じゃなくて宇宙論の不備をガンガン突っ込めばいいのにな、宇宙線研なんだし、というのは置いとけば)まぁ妥当な批判だとして、その次の、普通の重力の場合の(プランススケールがTeVでない時の)陽子のシュヴァルツシルト半径を言え、というのが今回の話にまるで関係ないという事を最後まで御理解頂けなかったのはまぁ私の不徳の致すところなのでしょう。しょうがないからいちおうその場で式を見てGeV^-1単位で答えようとしたらとにかくセンチで言え知らんのかと言われるに及んで「あぁこの人は0.2GeV*fm=1の換算もできないほど衰えてらっしゃるのか或いはそもそも建設的な議論をする気がないのか、このまま言いなりに要求を聞いてても相手のペースに嵌るだけだな」と0.1秒で判断し「知りません」と答えたらキレて出て行った(^^;